起立性調節障害は、自律神経の乱れが原因で立ち上がる際に血圧が大きく下がってしまい、倦怠感やめまい、失神などを引き起こす疾患です。
一般的に、横になっている状態から起き上がろうとすると一時的に血圧が下がりますが、自律神経が正常な状態の場合は血圧の変動は小さく、数秒程度で元通りになります。しかし、自律神経機能が低下していると血圧の変動が大きくなりやすく、めまいや立ちくらみなどの症状が起こってしまいます。
起立性調節障害の症状
起立性調節障害の症状については、軽いものでは朝なかなか起きることができない、気持ちよく起きることができない、頭が少し重い感じがするといったものが挙げられます。朝起きたときや食後、運動後などは倦怠感が起こりやすいので注意が必要です。
症状が進んでくると、立っている際にめまいを引き起こすことが頻繁になり、動悸や息切れが生じます。起立性調節障害は午前中に発症することが多く、いわゆる乗り物酔いにも似た吐き気や、気分の悪さが慢性的に起こります。
起立性調節障害の原因
起立性調節障害の原因については、自律神経の機能が低下していることが挙げられます。自律神経の機能が低下して循環器系の機能に障害をきたしていることから不調が起きますが、原因が特定されにくい症状のひとつでもあります。
交感神経の低下も原因のひとつで、血圧を維持する働きのある交感神経が機能低下するため貧血のような症状を起こします。
起立性調節障害でお悩みの方は当院にお任せください
起立性調節障害は子どもに起こりやすく、自分の意思でコントロールできない症状のため、周りの人の理解とサポートも大切になります。気になる症状がある方は当院にご相談ください。