起立性調節障害とは、自律神経の乱れが原因で立ち上がる際に血圧が大きく下がってしまい、倦怠感やめまい、失神などを引き起こす疾患です。
一般的に、横になっている状態から起き上がろうとすると一時的に血圧が下がりますが、自律神経が正常な状態の場合は血圧の変動は小さく、数秒程度で元通りになります。しかし、自律神経機能が低下していると血圧の変動が大きくなりやすく、めまいや立ちくらみなどの症状が起こってしまいます。
起立性調節障害とは、小学校高学年から中学生くらいの年齢の子に多く見られます。
起立性調節障害の症状として、
・朝起きられない
・立ちくらみやめまいが起こる
・倦怠感
・少し動くだけで動悸や息切れを起こす
・頭痛
・食欲不振
などがあります。
起きられないことで朝から学校に行けなかったり、午前中は調子が上がらないなどのその日の午後には軽減することが多く、見た目ではわかりにくく理解されにくいです。
しかし、軽い症状も含めると学生の10%ほどが起立性調節障害の症状を訴えていると言われています。
症状が軽減するセルフケア3つのポイント!
1,規則正しい生活に戻す!
自律神経が乱れる原因として生活リズムの乱れがあげられます。
3月4月は春休みの時期で、夜遅くまでゲームやスマホを使用し、睡眠時間が短くなり、朝起きられなくて昼夜逆転してしまうのは自律神経が乱れてしまう原因になります。
初めは規則正しい生活リズムに慣れず、なかなか寝付けず起きられないこともあると思いますが、就寝前1~2時間前に入浴し身体を温めたり、ホットミルクや生姜湯などの温かい飲み物をコップ1杯飲むなどのリラックス効果を促すと症状の改善に近づきます!
2,運動習慣をつける!
学校に行けず、体調不良が起こることで運動不足に陥ることがあります。
血液の循環に必要不可欠な筋力が低下すると、身体の血液の循環が悪くなり、上半身や脳の血流不足を引き起こし、めまいなどの症状の原因になります。
運動を取り入れることで、血液の循環がよくなり、寝つきを良くすることにもつながるので、調子の良い日や時間帯に積極的に身体を動かすこと(簡単な筋トレがおすすめであり、スクワットやエアなわとび、その場で足踏みなど)で症状の改善に近づきます!
3,しっかりと水分を取る!
水分不足は血液の循環不良になり,血圧低下の原因になります。
1日⒈5リットル〜2リットルの水を飲むように心がけましょう。
【起立性調節障害でお悩みの方へ】
起立性調節障害は子どもに起こりやすく、自分の意思でコントロールできない症状のため、周りの人の理解とサポートも大切になります。
当院では、セルフケアではできない身体の歪みや筋肉の硬さを改善するための施術を行い、根本の原因から改善することができますので、いつでもかわしまはりきゅう整骨院にご相談ください!